■ 10月17日(金)~26日(日)
“色の いろ.イロ.”企画展を開催いたします。
日本では古くより四季の移ろいの中、草花など様々な自然の中に繊細で微妙な“色”を見出し楽しんできました。今回は色をテーマに着物世界に表現された繊細な色の美しさと色の楽しみ方を紹介します。色のいろイロ楽しんで自分色をさがしてみませんか。
今回、色を楽しむための着尺はあくまでシンプル&モダンに、無地または無地感覚のものを紹介します。シンプルな分、生地本来が持つ やわらかもの のしなやかさや、紬独特の風合いが際立ってみえてきます。
色の楽しみいろイロ❶
色生地のバリエーションの中から探す
好きな色、似あう色、お気に入りの帯に合わせるための色、どんな切り口でも、色にこだわって色生地のなかから自分色を見つけてみる。やわらかものの持つ光沢のある色味、真綿紬の表すマットな色味など、色は素材と相まって色々。
写真は紬のいろいろ 40,000~110,000円
*店頭では、色無地(やわらかもの)はタッサーシルクなどを紹介。
色の楽しみいろイロ❷
後染めで自分の色を染める
写真のように、色々な地紋の綸子の白生地(やわらかもの)、結城紬の白生地、ぜんまい紬でぜんまいの茶だけが入った白生地などなど、白から色を染めてもらう贅沢な色のこだわり。白といっても純白ではない白色に染めるため、微妙な色が出てくるのが染め上がりまでのお楽しみ。
ぜんまい紬の着尺白生地
39,600~50,600円
*結城の白生地もあり
縮緬地紋の着尺白生地
30,000~54,000円
色の楽しみいろイロ❸
色の面白味は色と色との相互作用。並んだ色によって表情を変えてしまうのが色の奥深さであり、無地感覚の着物なら織りの帯・染めの帯、大胆な柄・可愛い柄、カジュアル・フォーマル、様々な趣の帯に合わせ表情をつくることができます。小物合わせもあくまで色を重視してシンプルに。
紬に多い縞や格子の柄はややカジュアル感が強くなりがち、それを無地の紬にすることで洒落袋などと合わせフォーマル感をだした装いもできるようになります。たとえば旅行に無地の紬を1枚もっていき帯の使い分けで、パーティー仕様とお遊び仕様というようにがらりと表情をかえて装うことができます。
* 写真左2点はともに結城紬、片方は金縁の型友禅更紗の袋帯をあわせ華やかな装いに。一方、中央は縮緬地に栗山公房の紅型染め九寸名古屋帯で遊び心をきかせて。
*与那国蚕の花織着尺に花唐草の刺繍帯、抑えた色味のなかにも花織が光沢感をだし品のいい印象。花織の光沢が 昼間の明かりと夜の明かりでぐっと雰囲気を変えます。
*タッサーゴールドシルクは幾何学模様の地紋でモダンな印象の色無地。
写真の茶のほかにやわらかな色味も。
写真はラオスの変わり帯、九寸名古屋と。黒・茶・灰と極力色数を抑えることでタッサーゴールドシルクの持つ色の美しさと、モダンアートのような帯の面白さが際立ってみえてきます。
*今回の企画にあわせ、帯もいろいろ取り揃えています。
また、同時にコート&ショールフェアも開催。どうぞ期間中お気軽にお立ち寄りください。
色:ベージュ、グレー
モモンガコート 39,000円
今年柄:刺繍ベージュ、刺繍黒
他にもピュアカシミアコートなど。
※上記表示の値段はすべて消費税別となります。
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